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リハビリテーションコラム
2025.09.09
①時間的な分類
【急性疼痛】
怪我や手術の後などに感じる一時的な痛みです。身体を守るための大切なサインで、安静や冷やすことなどが大切な場合もあります。
【慢性疼痛】
治療に要すると期待される期間を超えて持続する痛みのことです。治療に要する期間として現在は3か月以上続く痛みとされています。動かさないことで更に悪化することもあり、軽い運動が役立つことがあります。
②疼痛メカニズム的な分類
【侵害受容性疼痛】
骨折や火傷、変形性関節症、関節リウマチなど、体の組織が損傷された際に感じる痛みです。傷や炎症からその部位に痛みを感じるものになります。
【神経障害性疼痛】
脳卒中や脊椎疾患、糖尿病、帯状疱疹、化学療法などで神経が傷ついた際に感じる痛みです。日常動作や姿勢に注意が必要なこともあります。
【痛覚変調性疼痛】
検査をしてもはっきりした原因が見つからないのに、痛みが続くものです。線維筋痛症などの病気やストレス・疲れなどが影響している場合もあります。身体と心の両方からのケアが大切です。
分類名 | 特徴 | 例 | 対応方法 |
---|---|---|---|
急性疼痛 | 組織の損傷による一時的な痛み | 骨折、捻挫、 手術後など |
安静や物理療法などの 炎症コントロール |
慢性疼痛 | 3ヶ月以上続く痛み | 慢性腰痛、 肩こりなど |
運動療法や物理療法 +心理支援、認知行動療法 |
侵害受容性疼痛 | 傷や炎症などの刺激による痛み | 外傷、関節炎、 変形性関節症など |
原因除去や薬物療 +段階的運動療法 |
神経障害性疼痛 | 神経の障害による異常な痛み | 脳卒中、脊椎疾患、 糖尿病など |
薬物療法や心理的教育 +運動療法や動作指導 |
痛覚変調性疼痛 | 明らかな原因がなく痛みが続く | 線維筋痛症、 慢性広範囲痛など |
薬物療法や心理的教育 +運動療法や物理療法 |