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世田谷リハビリテーション病院 > リハビリテーションコラム > 【第31回】歩行器の種類について

リハビリテーションコラム

2026.11.2

【第31回】歩行器の種類について

今回は歩行器の種類について紹介します。
歩行器は、主に次のような種類があります。

固定型歩行器

・4本の脚で支えるタイプ

交互型歩行器

・左右のフレームを交互に動かせる

前輪付き歩行器

・脚に車輪が付いている
・固定型より操作しやすい

四輪歩行車(シルバーカー・ローレーター)

・4輪で、ハンドルとブレーキが付いている
・屋外での歩行にも使いやすい

大きく分けると、「持ち上げて使う歩行器」と「車輪で押して使う歩行車」があります。
身体の状態や腕の力、バランス能力、使用場所によって適した種類が異なります。
次に各歩行器のメリット・デメリットを紹介します。
種類 メリット デメリット
固定型歩行器 ・安定性が高い
・体重をかけやすい
・転倒予防に向いている
・持ち上げて動かす必要がある
・腕の力が必要
・段差や長距離では使いにくい
交互型歩行器 ・固定型より自然に歩きやすい
・安定性も比較的高い
・操作方法を覚える必要がある
・バランスが悪い場合は扱いにくいことがある
前輪付き歩行器 ・持ち上げる必要が少ない
・腕の力が弱くても比較的使いやすい
・勢いがつきやすい
・不安定な人には注意が必要
四輪歩行車 ・押して歩ける
・長距離歩行に向いている
・座面付きなら休憩できる
・固定型より安定性が低い
・坂道や傾斜で動きやすい
・ブレーキ操作が必要
安定性の目安としては、固定型 > 交互型 > 前輪付き > 四輪歩行車の順に「安定性を重視した作り」になっています。
一方で、移動のしやすさは逆に、車輪付きのほうが高くなります。
・立位や歩行が不安定 → 固定型、交互型
・少し歩けるが持ち上げるのが大変 → 前輪付き
・ある程度歩けて長距離を移動したい → 四輪歩行車
※実際に選択する際は筋力だけでなく、バランス能力・握力・認知機能・使用場所なども考慮し、リハビリ専門職や福祉用具業者と相談することが大切です。